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色々な管理、制限②

警察官において、プライバシーはほぼないと言ってよいでしょう。
前回は主にクルマ周辺についてでした。

色々な管理、制限①

今回は

・外出、外泊

・寮の部屋

・交際

・お金

・家族、親族

についてです。

これらは幹部が把握&監視しており、報告、連絡、相談の義務があります。



外出、外泊


有事の事案が発生した際には非常招集しなければなりませんので、幹部が部下の居所を把握しておく必要があるのです。

外出、外泊については幹部がその都度判断、計画の内容や、その警察官の業績によっては(提出書類が溜まっているなど)、許可が下りないこともしばしばありました。

私のいた署では

・県外への外出は届け出をする

・外泊は計画書を作成して予め署長の承認を得る

必要がありました。

東日本大震災の際には全員招集(というか内規による自主参集)、信号が停電していたため、昼夜を問わず交通整理に当たっていました。

どういった事件、事案で招集されるかは副署長や当直の幹部の裁量によるところが大きいです。

単に報告材料のために呼ばれることもしばしば…

ホントにコマだな、と思うことがよくありました。

厳しいところだと外泊の際、計画の承認がなされていても、事案によっては電話で、なんとか帰ってこい!と言われるかもしれません。

寮の部屋


独身寮に限ったことですが、定期的に幹部が巡視に来ます。

・建物の掃除が行き届いているか

・外出簿はきちんと書かれているか

・各々の部屋はきれいか

・警察官として相応しくない趣味はないか

などを見られます。

特に、独身寮に住む警察官が交通事故を起こしたり、チョンボをやらかすとプライベート面でも何か問題があるのではないかと、やり玉に挙げられて寮の巡視が厳しくなったりします。

また、巡視が来ると寮の一斉放送が流れて招集されることもありました。

はやく官舎や賃貸居住、実家、持ち家暮らしになることをオススメします。

交際


男女間だけでなく、普段どういう人間と交友があるかも含まれます。

右より、左より、政治団体や宗教団体との交際や暴力団関係者などとの付き合いは当然NGです。

・交際相手はどういう人間か

・仕事は何をしているのか

・どこに住んでいるのか

・結婚する予定はあるのか

など非常に詳しく報告します。

お金


クルマの購入金額、支払いの方法、現在のローンの残高や、借金、貯金の有無についても報告義務があります。

これらについては、部下の身辺調査という形で上司が報告の義務を負っています。

特に若い警察官はお金、金融リテラシーが全くないので、それらのことについてアドバイス(指示?)をされます。

私の場合は、購入代金の支払い方法に指示がありました。

同僚から借金をする人間が他の署で結構いたみたいですね。

家族、親族


家族や兄弟についても、仕事や年齢、住所などの報告が必要です。

身辺調査や身内の前科照会については、警察官としての健全性を見る上で重要になってきます。

このあたりは採用に関してもある程度関わってくることと思います。

また、基本的に縁故地(実家や地元を受け持つ署)で勤務することはありません。

業務中に友人知人や家族に会うと、業務に差し支えることもありますからね。

まとめ


これも報告するの?というくらい非常に細かいことまで把握、管理されますが、警察官として必要だからというより、組織を守るためという印象を受けます。

まあ、上司に報告するということは「上司の指揮を伺う=上司にも責任を与える」ことにもなりますから、下の人間はプライバシーがないけど責任も緩和されると思うしかないです。