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若い警察官の非違事案対策

警察官は多忙で、非常に多くの業務をこなさなければなりません。

特に若い警察官は、たくさん場数を踏んで早く業務や事案のこなし方、書類の書き方を覚える必要があります。

しかし、その仕事量や組織の体質についていけず、メンタルにダメージを負ってうつ病になってしまったり、逃げるように辞めていく警察官、非違事案に走る警察官もいます。

事件や事故を取扱うと、何かしらの書類を持つことが多いです。

その書類を誰が作るのか。

それは当然現場に臨場した若手の警察官です。

全てを持つわけではないですが、やはり一番作成に手間がかかる書類を任されるのは言うまでもありません。

持った書類は、もし未作成の状態で配置換えがあった場合は配属先での勤務後、前の警察署に行って作成しなければなりません。

書類はどこまでもついていくのです。

人や配属された交番によってはかなりのプレッシャーを感じていると思います。

数年経って慣れればそうでもないですが、それまではかなり大変です。

若い警察官のみ、いつも超繁忙状態です。

あとは、パワハラやいじめで辞めていく者もいます。

私自身は、理不尽に怒鳴られるようなパワハラはあったことがありませんが、事案の押しつけは指導部長によくやられていました。

プライベートでも自由が非常に少なかったり、聞くのと実際その立場になるのとではやはり違いますよ。

こんなストレスフルな職業ですから、けん銃で自分の命を絶ってしまう者や行方不明になる警察官もでてきます。



私が所属していた県警は、けん銃自殺が日を置かずして2回あったことがあり、その対策が県警本部から打ち出されました(他の都道府県警で実施されているかは不明)。

ヤンググループ活動です。

通称YGと呼んでいました。

若手の警察官だけで組織され、プライベートで何かを企画して実施したり、街のボランティアなどに参加して横の絆を強くする(?)非違事案防止のための活動です。

いろいろ一人で抱えて潰れてしまう若い警察官対策です。

初任科のときにYGというものがあると聞き、へぇ~こんなのがあるんだ、と思っていましたが、実際にやったことは、覚えているのが

・寮の草むしり

・寮内で飲み会

・運転免許センターでの「安全運転コース」の体験

・市が主催のクリーン作戦の参加

・隣接署と共同で体育館を借りてバスケットボール

・銀行員とのボーリング大会からの飲み会

などなど・・

楽しめたものもいくつかありますが、YG活動と称してうまく利用させられたという企画も多数ありました。

当然こういうのも実施したら活動報告書を提出しなければならないんですよね。

寮の草むしりを終えたら、署に行って報告書の作成です・・

このような対策は結局

報告するためだけの活動

になってしまいます。

横のつながりを強めるのではなくて、課や部、交番内での仕事、報告のしやすさ、居心地をどう改善するかの方が大切だと思うのですけどね。

若い警察官を育成する環境があまり整っていないのです。

若手にたくさん押し付けて、自分はダラダラ仕事をしている警察官はだいたい仕事ができません。

ゴンゾー警察官です。

仕事は盗んで覚えろ、という上司ほど捜査書類が書けません。

盗むモノがないのです。

こういう上司もたまにいます。

運悪く当たってしまっても、異動までの辛抱です。

でも、どうしても耐えられないと思ったら、命を絶つ・・

のではなく、退職して逃げてしまってもいいと思います。

新しい道で生きている先輩はたくさんいます。

こういうときは、警察官でも逃げていいのです。